その72
・72
剣士リ・ガズィ
「噂には自然のあふれる住みやすい土地、だと聞いたが…」
剣士ニュー
「グリーンオアシスは闇市に衣替えしたようぢゃな。
武器も大量にある。なーに、活気があっていいぢゃろ。
ここがスダトアカワールドの最前線ぢゃな」
闘士ケンプファー
「じいさん、前から聞こうと思ってたんだが、
現役の頃はどうか知らんが、今じゃ剣士は引退してんだろ。
足を引っ張らないうちにパーティ離脱したほうがよくないか?」
剣士ニュー
「ワシは切り札を持っておる。
せがれの残した“ソーラの書”は、ばっちり読み込んどる」
闘士ケンプファー
「剣士が使える代物じゃあるまい…」
騎士アレックス
「さぁ、みんな美味くて腹の持つ携帯食料を見つけてくれよ。
それさえ手に入れば、ここに長居は無用なんだ。
あれなんか、いいんじゃないか?
あぁん?あんかけチャーハン?」
肩を掴まれる剣士リ・ガズィ
騎士アレックス
「…そのまま目線を変えずに聞け、
誰かに尾行されている」