その56
・56
戦士ガブスレイ
「うーん……、考えられるのは、
部下を信頼しているので船から指揮を出すだけで事足りる。
もしくは、部下を信頼できずに指揮権を固持するため…。
他に案、ありますか?」
剣士ニュー
「いや」
騎士アレックス
「あらためて情報収集の大切さが身にしみる。
少ない情報で邪推しているのは、よくないな…」
闘士ドーベンウルフ
「おらが船底に潜り込んで船を沈めればいいだす」
戦士ガブスレイ
「おいおい、見張りを見なかったか?無理だ。
水中にいれば水面上から集中砲撃で蜂の巣だぞ」
闘士ドーベンウルフ
「おわわ、蜂の巣なんて…
度脅かしっこなしだすよ」
騎士アレックス
「蜂の巣…
使える手だな」
剣士ニュー
「甘い作戦ぢゃなかろうな?」