その57
・57
騎士アレックス
「だからな、騎士ゼノマンサが船から降りないってのは確かなのさ。
船が破壊できない、だったら乗り込めばいい。
それには…」
戦士ガブスレイ、剣士ニューは作戦の概要を耳打ちで聞かされた。
その日の夕暮れ、
宿屋の一室がノックされる。
剣士リ・ガズィ
「作戦は出来ましたか?」
騎士アレックス
「あぁ、なんとかな。
しかし剣士ニューのがんこ爺様が首を立てに振らん。
明日説得してみる」
剣士リ・ガズィ
「僕もあの人苦手です。時間掛かりそうですね。
それじゃ、おやすみなさい」
その晩、剣士リ・ガズィは悪夢を見た。