その46
・46
夕暮れ直前に訪れた次の港町も、
無残にも騎士ゼノマンサらに荒らされたあとだった。
そこにも先日ガンダム族の客が泊まったという。
闘士ケンプファー
「もう10何時間も連続行軍だ。今日はここで休もう」
闘士ドーベンウルフ
「やっただすー!」
夕食時、
闘士ケンプファーは切り出した。
「日中だが、アルガス軍に会うことがなかった。
まさかとは思うが…騎士ゼノマンサと俺らを
相殺にする作戦、とは考えられないか?」
戦士ガブスレイ
「それだと、たしかにアルガスには有益ですね…。私も考えていました。
が、私たちの前を行く“ガンダム族”というのが少し気になります。
友軍と会わないというのは、
我々が先行しすぎなだけ、だとよいのですが…」
闘士ケンプファー
「明日にでも、我々の先を行く“友軍”に
追いつけるといいな…」