その45
・45
闘士ドーベンウルフ
「お腹すいただす…。
補給物資の携帯食料も残り少ないだすよ」
戦士ガブスレイ
「所持する食料が多くては移動に不便であろう。
こういう任務では現地調達が鉄則だ。それを忘れたのか」
闘士ドーベンウルフ
「アルガス騎士団本体と行動すれば、
補給をいつでも好きな時に受けられただすよ!」
闘士ケンプファー
「…すまんな、ドーベンウルフ。
しばらくはこの状況が続きそうだ」
戦士ガブスレイ
「闘士ドーベンウルフ!
何のために我々が3人だけで行動をしていると思っている」
闘士ドーベンウルフは返事に困っていた。
戦士ガブスレイ
「あぁ、やっぱりわかってなかったのか。
第一に、アルガス騎士団と行動して心が休まるか?
第二に、我々は正式なアルガス兵ではない。だから敵である魔物を欺き易い。
第三に、我々だけで手柄を立てなければ実力を認めてもらえないだろう」
闘士ドーベンウルフ
「あ…、そうだすな。
話を聞いても腹は減るけど次の町まで我慢するだすよ…」