その41
・41
騎士アレックス
「奴らの目的はただ一つ、
それは【天をのぞむ塔】をムーア界まで架けること、です。
自分の生まれた場所へ帰りたがっている輩…であれば、
放っておくのが得策なのですが…」
カミーユ王子
「わかっている。話はそう単純じゃないんだ。
ムーア界との架け橋ができれば、
このスダドアカワールドに影響がないわけがあるまい、と」
騎士アックスは黙ってうなずいた。
騎士アレックス
「…それと間者によると、
残りの騎士団、剣士ゼータ、闘士ダブルゼータ、
法術士ニューの消息はいずれも手がかりなし、です」