その31
・31
戦士ガブスレイ
「闘士ケンプファー様、夜食をお持ちしました。
我が軍も、慌てて騎士ゼノマンサ様に援軍を頼んだようですが、
急いでも明日か明後日はかかるでしょう」
闘士ケンプファー
「すまんな、頂くとするよ。
…戦士ガブスレイよ、
騎士ゼノマンサ様と呪術士ビグザム様と魔道士ゲーマルク様の3人で、
誰が一番、【闘士・戦士】の運用がうまいと思う?」
戦士ガブスレイ
「うーむ…その3人でいくと騎士ゼノマンサ様でしょうか、剣士アガリですし。
他のお二方は剣すらお取りになった事がないでしょう、なので…」
闘士ケンプファー
「だよな。俺も同意見だ。
しかしその3人では俺のような猛者を使いきれんのだ。
だから、だ。その3人から離反しようと思うのだ…。
どんなことがあっても、ついて来てくれるか?」
戦士ガブスレイ
「!!…それは愚問です、闘士ケンプファー様。
とうとう独立してご自分の軍を持たれるわけですね。
我々二人、どこまでも何があっても付いてゆきます」
闘士ケンプファー
「それがな…」