騎士団長代理
その77
・77
剣士ニュー
「ほっほっほ、奴隷ばっかりぢゃないか。
魔道士ゲーマルクとやらも徹底しておるわい」
闘士ドーベンウルフ
「ここはおらに任せるだす」
剣士リ・ガズィ
「無茶を言うな!
これだけの人数を」
闘士ケンプファー
「…奴が剣を両手で持つのは腕力がありすぎて、
片手じゃ剣をうまくコントロールできないからだ。
素手でやるしかないだろ?市民奴隷が相手じゃ。
腕力だけなら間違いなくこの中で最強だぜ」
騎士アレックス
「選択の余地はない、
なるたけ怪我人が出ないよう頼むぞ」
闘士ドーベンウルフ
「わかってるだす!」
奴隷の首根っこを、
掴んでは投げ彼らは前進した。