騎士団長代理

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  その26  

・26



「いくら貴公の国だからといって我慢ならんぞ!
 いったいいつになったら行動を起こすのだ!」
剣士ゲルググの怒号が陣地内に響く。

騎士アレックスは面倒くさそうに言う
「そんなに行きたければ、
 ご自分と部下で行けばよいではないか」
 

「そうさせてもらおう」
すでに戦準備を整えている剣士ゲルググは、
鼻息荒く馬を駆けて行った。


数分後、帰ってきたのは彼の部下戦士バーザムだけだった。


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