その10
百姓
「よろすも何もねぇべ、
剣士様におねげーされちゃ
ことわれねぇっぺ!」
剣士リ・ガズィ一行は馬車を借りることに成功した。
剣士ジムスナイパーⅡ
「なるほど!荷馬車のワラの中に潜めば完璧に身を隠せて、
しかも移動まで出来てしまいますね」
しかしここで問題があった。
剣士リ・ガズィはワラのアレルギー持ちである事が発覚する。
剣士リ・ガズィ
「ワラの中に潜めないのなら仕方あるまい…。
百姓の格好でもして誤魔化し通そう」
騎馬隊一行が去った麦畑には
生まれたままの姿の百姓が独りたたずむこととなった。